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...Category Archive「Books」

November 17, 2005

オスカー・ワイルドの本

あの幸福な王子で有名な作家さんです。
先日、義母が「最近ちょっとはまっちゃって・・・でも、もう読んじゃったから」ということでこの短編集をもらったのです。
改めて読んでみると、王子って世間知らずで自分勝手だなーって思ったり、子供の頃読んだ時とは違った感じを受けました。
で、「幸福な王子」は、まだ救いがあるのですが・・・他の作品は、どうも子供向けではないような(どうなんだろ)。

特に「ナイチンゲールとばらの花」
所詮、人を思う気持ちはエゴなのか?自己満足に過ぎないのか?
それとも、荒んだ世界にも、純粋なものはあるといいたいのか・・・
この年齢にして軽い衝撃を受けてしまいました。
以下、収められている作品はどれも、私にはちょっと溜め息が出てしまうようなものばかりでした。
ただ、文章はとても美しいと思います(日本語訳版です^^;)し、やはり感情を揺さぶるところが大きいです。

Posted by pikari : 22:46 | Comments(2)

June 14, 2005

気になる人々

カテゴリ、「Books」でよいのかちょっと悩むのですが
爆笑問題の太田光さんが、教育テレビの「知るを楽しむ」という番組で、向田邦子さんについて語ってらっしゃいます。
普段民放で観るのとちょっと違って大変真面目にお話してらして、新鮮に感じるのと同時に向田作品に対する思いを強く感じました。
私が初めて向田作品に触れたのは、映画「阿修羅のごとく」という割と最近のことでして、昔から向田さんの作品を気にはしつつもなかなか手が伸びなかったのですが、これを機に少し読んでみよう・・・と思います。

太田さんは読書好きなのかな、それとも私の読書量が少ないせいなのか、時々読む本に太田さんの名前の入った帯がついてたりしてちょっとびっくりします。

指輪物語も読破してらっしゃるそうですし、髙村薫さんの本もお好きだそうで・・・以前対談もしてたなあ。チャップリンの映画が好きだそうで、あれこれ共通点を見つけて、ちょっと不思議な親近感をもってしまうのでした。

Posted by pikari : 22:32

May 30, 2005

失踪日記

新井素子さんつながりで名前だけは知りつつ、実は吾妻ひでおさんの漫画を読むのは、この「失踪日記」 (←Amazonへ飛びます)が初めてでした。

帯に書かれているとおり、氏の失踪時におけるホームレス生活や肉体労働な日々、アルコール中毒から強制入院に至る様子が実話として描かれています。
絵柄が丸っこくてかわいい感じなので非常に見やすく、現実はきっともっと悲惨だっただろうと思える部分も「漫画」としていい意味でのデフォルメがされている(と思う)ので、とりあえずは一気に読むことができました。

うーん。

幸いなことに私はここまで精神を追いつめられたことがないので、
(消えちゃいたいと思ったことはあるけど)
氏の自殺未遂や失踪したくなる心理というものがどこまで理解できてるのか怪しいのですが、路上生活中はとにかく「人に会いたくない」という気持ちが強かったのですね。
「家族はどうしてるかな・・・」という言葉が無かった(もちろん考えはしたと思うのです)のが、何故か残念に思えました。
きっとそれどころじゃないんだろうなあ。。
漫画家さんに限らず、仕事での極限状況というのは本当に大変なものなのですね・・・

その後のアル中のお話も、胸が痛かったです。
そして非常に怖い。幻覚の恐ろしさを知りました。
とても笑えるお話じゃないのに、入院生活のあたりは何故か泣き笑いという感じで読むことができたのは、漫画という手法だから成せる業・・・
身を削って描かれた作品というところでしょうか。
現実の凄みを感じました。

Posted by pikari : 00:36

September 6, 2004

宇宙からの帰還

突然ですが、好きな本
立花隆さんの「宇宙からの帰還 」
宇宙空間を体験すると、人は精神的に大きな影響を受けるらしい。
地球の儚い美しさと宇宙の闇の深さに大きな衝撃を受けるのだそう...
かつての宇宙飛行士たちの中には、あまりにスピリチュアルな体験だったためにその後宗教家になったり、精神に異常を来してしまったり、...中には政治家の道を歩んだ人も。
そんな彼らに立花さんはアメリカで直接インタビューし、彼らの「内面」にどんな変化があったのかを聞き出している。とてもとても興味深く読みました。
飛行士のどなたかが「地球はあまりにもはかなく、もろいものに思えた」と言っていたのが印象的でした。

この本、出版されてもう20年近く経つのですが
今でもとっても面白く読めます。

地球上でたくさんの人が争って血を流しているのを見たり聞いたりするたび
いつもこの本のことを思い出すのです。
一度みんなで宇宙へ出てみたらいいんじゃないかと...
(そう遠くない将来、気軽に行ける日が来るのかなとも思うのですが)

私もいつか宇宙へ行ってみたい...

Posted by pikari : 23:33 | Comments(3)